Question
あなたは営業部長です。新規開拓中の大口顧客の購買担当者と商談中、相手が「他社はもっと”個人的な融通”を利かせてくれるんだけどね。例えば、今回の契約が決まったら、週末のゴルフ旅行の費用くらい持ってくれるんでしょう?」と、過剰な接待(事実上のキックバック)を暗に求めてきました。自社のコンプライアンス規定では明確に禁止されている行為です。
この状況で、契約の可能性を残しつつも、コンプライアンス違反を回避するための返答として最も適切なのはどれか?
【選択肢 A】 正解(良手)
「会社の規定(ルール)」を主語にして断ることで、相手の顔を潰さずに角を立てず拒否しています(クッション言葉の活用)。さらに、「サービスと価格で還元する」とビジネス本来の価値提供に話を戻す、極めてスマートな営業の対応です。
【選択肢 B】 不正解】
その場で毅然と断らずに「持ち帰る」という曖昧な態度は、相手に「交渉の余地がある」と誤解を与えます。コンプライアンス違反にあたる要求は、現場の責任者として即座にNOを突きつける必要があります。
【選択肢 C】 不正解(悪手)
要求を断る姿勢は正しいですが、「不正」「倫理観を疑う」と相手の人間性を直接的に非難しています。相手の顔を完全に潰す行為であり、その後のビジネス関係が一切絶たれるだけでなく、相手が逆上して悪評を立てられるリスクもあります。
【選択肢 D】 不正解(悪手)
自腹であっても顧客担当者へ個人的な利益供与を行うことは、実質的な贈収賄やコンプライアンス違反にあたります。目先の売上のために倫理を曲げる行為は、管理職として絶対にやってはいけません。
