パートナー企業への対応

Question
あなたは開発プロジェクトの責任者です。重要なシステム開発の一部を委託しているパートナー企業(下請け)の社長から、「想定外の技術的トラブルが発生し、納品が予定より2週間遅れる」と連絡がありました。このままではエンドユーザー(顧客)への最終納期に間に合わず、巨額の違約金が発生するリスクがあります。

パートナー企業の社長と緊急ミーティングを行う際、事態を乗り切るための第一声として最も適切なのはどれか?

  • A. 「契約通りに納品してもらわないと困ります。遅延によって当社が被る損害は、すべて御社に賠償請求させていただきますよ。」
  • B. 「状況の深刻さは理解しました。責任問題や契約の話は後回しにして、まずは『どうすれば少しでも早く納品できるか』、人的リソースの追加や要件の絞り込みなど、リカバリープランを両社で徹底的に話し合いましょう。」
  • C. 「御社の担当者を外してください。残りの作業はすべて当社のエンジニアが引き取って、徹夜してでも終わらせます。」
  • D. 「技術的なトラブルなら仕方ありませんね。エンドユーザーには私から頭を下げて納期延長をお願いしてみますので、そちらは急いで開発を進めてください。」
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【選択肢 A】 不正解(悪手)

「賠償」を盾に脅してプレッシャーをかけるアプローチです。パートナー企業は萎縮し、隠蔽やさらなる品質低下を招くリスクがあります。今優先すべきは「誰が責任を取るか」ではなく「どうやって終わらせるか」です。

【選択肢 B】 正解(良手)

責任の追及(ペナルティ)を一旦切り離し、最優先課題である「納期のリカバリー」に論点を絞っています。「両社で徹底的に話し合う」と共同解決の姿勢を示すことで、パートナー企業からも建設的な打開案(ヘルプ要請など)を引き出しやすくなります。

【選択肢 C】 不正解(悪手)

プロジェクトの途中で担当を完全に引き上げるのは、引き継ぎコストが膨大にかかり、かえって納期遅延を悪化させる非現実的な感情論です。自社のエンジニアを過労で潰すブラックな対応でもあります。

【選択肢 D】 不正解】

パートナー企業への指導を放棄し、自社だけが泥を被って甘やかしています。これではパートナー企業に当事者意識が芽生えず、今後の取引においても同様の遅延が繰り返される可能性が高いです。

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