Question
あなたは課長です。現在、他部署(製造部)と共同で進めている業務改善において、製造部から「互いの業務を一部トレード(交換)して効率化したい」という妥当な提案が来ています。しかし、あなたの直属の上司である部長は他部署への対抗意識が強く、「うちの部署の仕事が増えるだけだ。他部署の要求なんか全部突っぱねて、うちの利益だけを守れ!」と強硬な指示を出してきました。このままでは会社全体の効率化が進みません。
部長の指示に対し、全体最適の視点を持って再考を促すための切り出しとして、最も適切なのはどれか?
【選択肢 A】 不正解(悪手)
「社内政治だ」「当然ではないか」と正論を武器に上司を非難しています。自部署の利益を守ろうとしている上司にとって、部下から他部署の肩を持つような発言をされることは裏切りと感じられ、激怒を招きます。
【選択肢 B】 不正解
上司の不適切な指示にそのまま従う(イエスマンになる)のは、管理職としての「全体最適を追求する役割」の放棄です。嫌味を残している点もコミュニケーションとしてマイナス評価です。
【選択肢 C】 正解(良手)
「自部署を守ろうとしている」という上司の真意(防衛本能)に共感を示しつつ、提案を拒否することが「結果的に自部署の損になる」という論理を展開しています。上司の『自部署を守る』という目的に沿う形で、全体最適となる結論へ誘導する見事な折衝です。
【選択肢 D】 不正解(悪手)
「役員にエスカレーションする」というのは、直属の上司の顔を潰す越権行為です。組織の指揮命令系統を無視しており、上司との決定的な対立を生み出します。
