Question
あなたはA事業部の部長です。自部門の新規サービスのローンチが来月に迫り、全社でも数名しかいない優秀なSRE(サイト信頼性エンジニア)チームのフル稼働が不可欠です。しかし、B事業部の部長も同時にSREチームの確保に動いており、話し合いの場で「うちの基幹システム刷新は社長肝いりのトッププライオリティだ。そっちの新規サービスは後回しにして、SREチームはうちが専有させてもらう」と強硬に主張してきました。
この状況で、自部門のプロジェクトも進めつつ、全体最適な解決策を見出すための第一声として最も適切なのはどれか?
【選択肢 A】 不正解(悪手)
「うちも重要だ」「不公平だ」と、自部署の事情(部分最適)をぶつけ合っています。これでは平行線をたどるだけで、お互いに譲歩の余地が生まれず交渉がデッドロックに陥ります。
【選択肢 B】 正解(良手)
相手のプロジェクトの重要性を承認した上で、「0か100か(専有か譲るか)」の二元論から抜け出し、「わが社全体の利益(全体最適)」という共通目標に基づいた「シェアやフェーズ分け」の議論へ誘導する、極めて建設的な交渉の切り出し方です。
【選択肢 C】 不正解(悪手)
相手の強硬な主張に屈した上で、「責任はお前にある」と恨み言と脅しを残す最悪のコミュニケーションです。部門間の協力関係を決定的に破壊します。
【選択肢 D】 不正解
客観的基準(ROI)や上層部の判断に委ねようとする姿勢は一見公平に見えますが、部長同士での調整(当事者間での解決努力)を放棄してエスカレーション(上に丸投げ)している点で、管理職としての調整力が不足していると評価されます。
