業務過多で疲弊・離職が続くチームの立て直し

Question
あなたは部長です。ある課が慢性的な業務過多に陥っており、連日の深夜残業が常態化しています。すでに2名が休職・退職しており、残ったメンバーも疲労困憊で、いつチームが崩壊してもおかしくない状況です。課長は「とにかく頑張って乗り切るしかない」と気合でカバーしようとしています。

この崩壊寸前のチームを立て直すための最初の指示として、最も適切なのはどれか?

  • A. 「みんな疲労が溜まっている。今週は金曜日にノー残業デーを強制的に設定するから、必ず全員定時で帰ってリフレッシュするように。」
  • B. 「今の業務量に気合で立ち向かうのは限界だ。まずは現在の全タスクを洗い出し、影響度が低い2割の業務を『やめる・延期する』と私が決断する。まずは止血を急ごう。」
  • C. 「人員不足が原因なのは分かっている。すぐに人事部に掛け合って新しい人を採用してもらうから、それまでの数ヶ月間、なんとか歯を食いしばって耐えてくれ。」
  • D. 「一人ひとりの業務スピードをもっと上げる工夫が必要だ。各自の業務プロセスを見直し、無駄を省いて効率化のアイデアを明日までに提出してほしい。」
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【選択肢 A】 不正解(悪手)

業務の総量を減らさずに「早く帰れ」と強制するのは、いわゆる「時短ハラスメント」です。仕事が終わらないメンバーは、自宅に仕事を持ち帰るか、隠れてサービス残業をするようになり、かえって状況を悪化させます。

【選択肢 B】 正解(良手)

業務過多の根本原因にメスを入れる、管理職本来の決断です。「頑張る(精神論)」や「効率化」ではなく、管理職の権限と責任において「やらない仕事(劣後順位)」を明確に決定し、まずはチームの崩壊(出血)を止めるトリアージが最優先です。

【選択肢 C】 不正解】

採用は重要ですが、入社して戦力になるまでには半年以上の時間がかかります。今まさに溺れかけているチームに対する「数ヶ月間耐えろ」という指示は絶望を与え、さらなる連鎖退職を引き起こします。

【選択肢 D】 不正解(悪手)

疲弊しきって考える余裕すらないメンバーに対し、「アイデアを出せ(効率化しろ)」とさらにタスクを丸投げしています。現場の悲鳴を無視した無責任なマネジメントです。

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