マイクロマネジメント上司への対応

Question
あなたは課長です。あなたの直属の上司である部長は心配性で、しばしばあなたの頭越しに、現場の若手メンバーへ直接細かい業務指示を出したり、進捗を問い詰めたりしています。そのため現場は「課長と部長のどちらの指示に従えばいいのか」と混乱し、あなたのマネジメントも機能不全に陥りつつあります。

この状況を改善するため、部長と1対1で面談する際の最初の切り出し方として、最も適切なのはどれか?

  • A. 「部長、現場のメンバーに直接指示を出すのはやめてください。私の立場がなくなりますし、指揮命令系統が混乱して現場が迷惑しています。」
  • B. 「部長、最近現場の進捗がご不安なようですね。私が至らず申し訳ありません。今後は毎日、私から朝夕に詳細な進捗レポートを提出しますのでご安心ください。」
  • C. 「部長が現場の細かい進捗まで気にかけてフォローしてくださっていること、感謝しております。ただ、指示系統が2つあると若手が混乱してしまうため、今後の指示はすべて私を経由して出していただけないでしょうか。」
  • D. 「現場のメンバーから『部長から直接指示が来て困惑している』という声が上がっています。彼らのストレスを軽減するためにも、直接のコンタクトは控えていただけませんか?」
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【選択肢 A】 不正解(悪手)

「迷惑している」「自分の立場がない」と、非難と個人的な保身を前面に出しています。心配性の上司は「君に任せておけないからやっているんだ」と正当化し、根本的な解決になりません。

【選択肢 B】 不正解

上司の「不安」という感情に寄り添っている点は良いですが、解決策が「朝夕の詳細レポート」という自己犠牲(過剰な業務負担)になっています。管理職としての本来の業務を圧迫する非現実的な妥協案です。

【選択肢 C】 正解(良手)

まず、頭越しに行われている介入を「気にかけてフォローしてくれている」とポジティブに変換して承認し、上司の顔を立てています。その上で「若手の混乱を防ぐため」という組織運営上の正当な理由を提示し、指揮命令系統の正常化を論理的に要求しています。

【選択肢 D】 不正解】

「現場の声」を盾にして上司を批判するアプローチです。上司からすれば「部下を焚きつけて自分を批判している」と受け取られかねず、不信感を募らせる結果になります。

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