副業を優先し「最低限の仕事」しかしない部下への面談

Question
あなたは課長です。中堅社員のIさんは最近副業を始めました(社内規定で許可されています)。それ以来、個人のノルマはギリギリ達成するものの、定時になると自分の仕事だけ終わらせて即座に帰り、後輩の指導やチームの会議での発言など、プラスアルファの貢献を一切しなくなりました。

このままではチームの士気に関わると考え、Iさんを面談に呼びました。第一声として最も適切なのはどれか?

  • A. 「Iさんは個人のノルマはしっかり達成してくれているね。ただ、中堅層であるIさんには、チームの底上げや後輩育成も期待しているんだ。今の限られた時間の中で、Iさんの経験をどうチームに活かせるか、一度目線を合わせておきたいと思って時間をとりました。」
  • B. 「副業を許可しているのは本業に支障が出ない範囲という条件付きです。ノルマギリギリで後輩の面倒も見ないなら、副業の許可を取り消さざるを得ませんよ。」
  • C. 「定時で帰るのは権利ですが、他のメンバーが残業して頑張っている中で、自分だけサッサと帰るのはチームワークを乱すと思いませんか?」
  • D. 「副業が軌道に乗ってきているのは素晴らしいことだね。本業の方に少し身が入っていないようだけど、将来的には独立を考えているのかな?」
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【選択肢 A】 正解(良手)

「ノルマ達成」という事実は承認しつつ、問題の本質である「中堅としての期待役割とのギャップ」を論理的に提示しています。限られた時間の中でどう貢献できるかを対話で探る、自律を重んじる現代のマネジメントとして適切です。

【選択肢 B】 不正解(悪手)

「ノルマは達成している」にも関わらず、期待役割を明言しないまま「許可を取り消す」と脅すのは、パワハラと受け取られるリスクがあります。

【選択肢 C】 不正解】

「他の人が残業しているから残れ」という同調圧力は、働き方改革の観点からも完全にアウトです。本人の不満を高めるだけで、行動改善には繋がりません。

【選択肢 D】 不正解】

相手のプライベート(副業・独立)に踏み込みすぎています。マネージャーがすべきなのは副業の詮索ではなく、「本業における期待役割のすり合わせ」です。

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