【突然退職Lv4】緊急度高!課長の判断力試す

【突然退職Lv4】緊急度高!課長の判断力試す インバスケット演習

あなたは本日午前中、外部の重要会議に参加しており、オフィスに戻ったのは14時でした。自席に戻ると、未読メールが山積しており、その中に特に気になるメールが一件あります。

あなたは現在、グローバル・テックソリューションズ株式会社 第3開発部 サービス開発課の課長を務めています。あなたの課では、会社の次期成長戦略の要となる「Horizon」プロジェクトの主要モジュールの開発をリードしています。

このプロジェクトは既にスケジュールがタイトで、外部パートナーとの連携も複雑です。課のエースである山田健太は、技術的な専門性も高く、主要なモジュールの設計・開発を一人で担当している、プロジェクトの中核を担う存在です。

あなたのミッションは、与えられた情報に基づき、現状を正確に把握し、最適な対応策を立案し、その実行に向けた初動を決定することです。

制限時間:5分

差出人: 山田 健太 <k.yamada@globaltech.co.jp>
日時: 20XX/07/22 13:30
件名: 退職についてのご相談


〇〇課長

お疲れ様です。山田です。

突然のご連絡で大変恐縮ですが、この度、一身上の都合により、来月末(〇月末)をもちまして退職させて頂きたく、ご相談させてください。

これまで「Horizon」プロジェクトに尽力してまいりましたが、個人的な事情により、継続が困難となりました。大変申し訳ありませんが、退職の意思は固く、お引き留めはご遠慮願います。

つきましては、お忙しいところ恐縮ですが、一度お時間をいただき、今後の引き継ぎ等についてご相談させて頂ければ幸いです。

ご迷惑をおかけすることになり、心よりお詫び申し上げます。

よろしくお願いいたします。

山田 健太

A

すぐに山田と個別面談を設定し、退職の真意や慰留の可能性を探るとともに、引き継ぎ計画の素案作成を依頼する。部長への報告は、面談後に状況が明確になってから行う。
B

直ちに森本部長に状況を報告し、人事部と連携して後任候補のリストアップと採用活動の準備を進める。山田との面談は部長同席で行うことを検討する。
C

まずはチームリーダーの佐藤に状況を共有し、山田の業務内容や進捗、チーム内の影響について緊急で情報収集を指示する。同時に、山田本人には、返信メールで面談日程調整の打診を行う。
回答と解説を見る

正解:C

選択肢Cがベストです。

選択肢Cがベストです。

  • 情報収集の徹底が最優先: 管理職が適切な判断を下すためには、多角的な情報に基づいた現状把握が不可欠です。山田本人からの情報だけでなく、現場をよく知るチームリーダー(佐藤)からの客観的な情報(担当業務の詳細、進捗、引き継ぎの難易度、チーム内への影響、代替え要員の有無など)を並行して収集することで、状況の全体像を正確に把握できます。
  • 初動の迅速性と並行処理: 山田への面談打診は当然ですが、それと並行してチーム内の情報収集を開始することで、時間を無駄にしません。特に退職申し出の場合、時間は限られており、効率的な情報収集と対応準備が求められます。
  • 影響範囲の特定とリスク評価: プロジェクトへの具体的な影響度、引き継ぎの困難さ、他のメンバーへの負荷、外部パートナーへの影響などを早期に把握することが、後の対策立案の質を大きく左右します。情報が揃ってから部長に報告することで、より建設的かつ具体的な相談・指示を仰ぐことができます。
  • 組織的な対応準備: 選択肢Aのように情報が不足した状態で慰留を試みても、山田氏の意思が固い場合は逆効果となる可能性があります。また、選択肢Bのように具体的な情報がないまま上長へ報告しても、抽象的な指示しか得られないかもしれません。まずは情報を整理し、慰留の可能性や、万が一退職となった場合の組織としての対応方針を検討するための準備を進めることが、管理職の役割です。

重要度:高 / 緊急度:高

重要度:高

  • 山田氏は「Horizon」プロジェクトのコアメンバーであり、彼の退職はプロジェクトの遅延、品質低下、チーム全体の士気低下に直結します。
  • 基幹システム開発は会社の将来を左右する重要案件であり、その中心的役割を担う人材の喪失は組織全体にとって非常に大きな損失となります。
  • 引き継ぎの困難さ、後任育成の時間などを考慮すると、その影響は甚大です。

緊急度:高

  • 退職希望日が明記されており、残された時間は来月末と限られています。引き継ぎ、後任の検討、そしてプロジェクトスケジュールへの影響を最小限に抑えるためには、迅速な対応が不可欠です。
  • 放置すれば、プロジェクトへの混乱が拡大し、関係部署や外部パートナーへの信頼にも影響を及ぼす可能性があります。
  • 他のメンバーへの動揺も懸念されるため、早期に適切な対応を取ることで、組織内の不安を鎮める必要があります。

このような緊急事態において、管理職として求められるのは、感情的にならず、冷静かつロジカルに状況を把握し、組織へのダメージを最小限に抑えつつ、最適な解決策を導き出す能力です。アセスメント試験では、以下のポイントが加点対象となりやすいでしょう。

  • 冷静な状況把握と情報収集: まずは感情的にならず、事実関係(退職理由、希望時期、担当業務の影響範囲)を正確に把握しようとすること。本人だけでなく、チームリーダーや関連部署からも情報を集め、多角的な視点で状況を理解しようとする姿勢。
  • リスクと影響の特定: 退職がプロジェクト、チームの士気、他のメンバーへの負荷、顧客関係、そして会社の業績にどのような影響を与えるかを具体的に分析し、予測すること。
  • 初動の迅速性と優先順位付け: 状況の重要度と緊急度を正しく判断し、対応の優先順位をつけること。限られた時間の中で、最も効果的なアクションを最初に起こす計画性。
  • 引き継ぎ計画の策定: 退職が避けられない場合でも、プロジェクトへのダメージを最小限にするため、速やかに具体的な引き継ぎ計画(誰が、何を、いつまでに)を立て、実行する準備をすること。
  • 組織としての対応と連携: 状況が明確になり次第、速やかに上長や人事部門に報告・相談し、組織としての方針を決定し、連携して対応を進めようとすること。独断での判断や対応は避ける。
  • チームケアと士気維持: 残されたチームメンバーへの配慮も重要です。彼らの不安を解消し、士気を維持するためのコミュニケーションを怠らないこと。
  • 慰留の可否と戦略: 退職理由によっては慰留が可能な場合もありますが、意思が固い場合は無理な引き留めは避け、円満な退職と引き継ぎに注力すること。慰留するにしても、会社として何を提供できるか、具体的な条件を提示できるよう準備が必要です。

この手の案件では、「まず何よりも情報収集と現状分析を徹底し、その上で次の一手(上長への報告、人事との連携、引き継ぎ計画)を打つ」というプロセスを踏むことが、管理職として高く評価される行動原則となります。

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