【突然退職Lv1】部下の突然の退職申し出!新人課長の初動は?

【突然退職Lv1】部下の突然の退職申し出!新人課長の初動は? インバスケット演習

あなたは、IT企業「株式会社ネクストステップ・ソリューションズ」のマーケティング部 第2課の課長です。課長に就任してまだ3ヶ月で、チームメンバーとの信頼関係を築いている最中です。

あなたのチームはあなたを含めて5名。現在、来期に向けた新サービスのプロモーション企画という重要なプロジェクトが始まったばかりで、チーム全体が忙しくしています。

今日は月曜日の朝。あなたは9時半から重要な役員会議に出席予定で、午前中は席を外します。PCを開いたところ、以下の未読メールが1件届いていました。

【制限時間】3分
このメールに対して、あなたが最初に行うべき行動をA〜Cの中から1つ選んでください。

未読メール

差出人: 高橋 健太 <k.takahashi@nextstep-sol.co.jp>
日時: 20XX年10月7日(月) 8:50
件名: 【ご相談】一身上の都合による退職につきまして


〇〇課長

おはようございます。
マーケティング部第2課の高橋です。

突然のご連絡で大変申し訳ございません。
この度、一身上の都合により、来月末(11月30日)をもって退職させていただきたく、ご連絡いたしました。

本来であれば直接お伝えすべきところ、メールでのご連絡となりましたことをお詫び申し上げます。
詳細については、本日午後、お時間をいただけますでしょうか。

ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

高橋 健太

A

すぐに高橋さんに返信し、「承知しました。差し支えなければ、面談の前に簡単な退職理由を教えてもらえますか?」とメールで尋ねる。
B

まずは人事部に電話し、部下から退職の申し出があったことを報告し、今後の対応について指示を仰ぐ。
C

すぐに高橋さんに返信し、「連絡ありがとう。会議が終わり次第、すぐに時間を作って話を聞きます」と伝える。
回答と解説を見る

正解:C

選択肢Cがベストです。

選択肢Cがベスト

この状況における最善の初動は選択肢Cです。理由は以下の通りです。

  • 信頼関係の維持: 退職という重大な決断を伝えてきた部下に対し、まずはマネージャーとして真摯に受け止め、話を聞く姿勢を示すことが最も重要です。迅速に「時間を作る」と伝えることで、部下は「尊重されている」と感じ、その後のコミュニケーションが円滑に進みやすくなります。
  • 情報収集の第一歩: 退職の背景には、本人のキャリアプラン、人間関係、労働条件など様々な要因が考えられます。憶測で動くのではなく、まずは直接本人から話を聞き、事実を正確に把握することが、引き止め、業務の引き継ぎ、チームへの影響分析など、次のあらゆるアクションの基礎となります。
  • 他の選択肢の問題点:
    選択肢Bは、本人との対話の前に組織的な手続きを優先する行動であり、「自分よりもルールが大事なのか」と部下に不信感を与えかねません。人事への相談は、本人との面談後に行うべきです。
    選択肢Aは、デリケートな退職理由をメールで尋ねるという配慮に欠けるアプローチです。部下は本音を書きにくく、かえって心を閉ざしてしまうリスクがあります。

したがって、まずは相手を尊重し、対話の場を設けることを約束するCが、管理職としての初動対応として最も適切です。

重要度:高 / 緊急度:高

重要度・緊急度のマトリクス評価

  • 重要度: 高
    一人のメンバーの退職は、担当業務の停滞、チームの戦力ダウンに直結します。また、他のメンバーへの心理的影響や連鎖退職のリスクも考えられ、組織運営上のインパクトが非常に大きい案件です。引き継ぎ計画や人員補充の検討など、中長期的な課題も発生するため重要度は「高」と判断します。
  • 緊急度: 高
    退職の意思そのものをすぐに覆すことは難しいかもしれませんが、初動対応を誤ると、部下の気持ちが完全に離れてしまったり、不満がチーム内に伝播したりする可能性があります。本人の不安を和らげ、円滑な引き継ぎにつなげるためにも、放置せず迅速に対応を開始する必要があるため、緊急度は「高」と判断します。

部下からの突然の退職申し出は、どんな管理職にとっても衝撃的な出来事です。しかし、ここで冷静かつ適切に対応できるかが、あなたのマネジメント能力の真価を発揮する場面です。

1. まずは「傾聴」、そして「受容」

最初にやるべきことは、引き止めや説得ではありません。まずは部下がなぜその決断に至ったのか、その背景や想いを徹底的に聴くことです。驚きや残念な気持ちは一旦抑え、「あなたの話を聞きたい」という姿勢を示しましょう。そして、本人の決断そのものは一度受け入れる(受容する)ことが、信頼関係を壊さないための鍵です。

2. 目的を履き違えない

対応の目的を「無理やり引き止めること」に設定してはいけません。真の目的は「本人の意思を尊重しつつ、組織へのダメージを最小限に抑え、円満な退職プロセスを実現すること」です。この視点があれば、感情的な説得ではなく、業務の引き継ぎやチーム体制の再構築といった、建設的なアクションにスムーズに移行できます。

3. 一人で抱え込まない

部下との面談後は、速やかにあなたの上司や人事部に報告・相談しましょう。退職に関わる対応は、管理職一人で完結できるものではありません。会社の公式な手続きや、他部署との連携が必要になります。組織として対応するという意識を持つことが、アセスメント試験でも高く評価されるポイントです。

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